■プログラム名
Pitar@voice Ver.1.00α
Copyright© 2001 cozy
■はじめに・・・
当ソフトウェアは、フリーウェア CzWTime.exe をベースとしています。
音声ソフトを使ってパソコンを利用している視覚障害者が多くいらっしゃい
ますが、そのような方々にとって容易ではないパソコンの内蔵時計の調整に
利用していただくためにボイス機能を付加しました。
※ボイス機能を使用するには、『IBM ProTALKER97』と
『IBM ProTALKER97』が動作する環境が必要です。
IBM ホームページリーダなどをインストール済みのパソコンにはそのまま
で使用いただけますが、『IBM ProTALKER97』を未導入の場合は、別紙
PT97inst.html
に従って、音声エンジンなどを導入する必要があります。
もしくは、
http://www.ibm.co.jp/accessibility/soft/hpr-down.htmlから、
ホームページ・リーダー V2.5 お試し版
をダウンロードしてインストールして下さい。
(
IBM、ProTALKER、ホームページ・リーダーは、IBM Corporationの商標です。
)
■機能
パソコンの時刻(内蔵時計)をインターネットを通じて
日本標準時に調整するツールです。
"SNTP"プロトコル、もしくは"time", "daytime"プロトコルにより
インターネットやイントラネットのサーバの時刻を取得して
パソコンの内蔵時計を調整します。
ボイス機能により、音声を出力します。
(※『IBM ProTALKER97』をインストール済みの場合)
■特徴
同様のツールは他にもありますが下記を特徴とします。
-
とりあえず簡単に時刻調整ができます。
-
接続するサーバの選択ができます。
-
サーバの追加・削除が簡単です。
-
サーバをチェックする時にパソコンの時刻も表示するので、
パソコンの時刻のずれがわかります。
-
サーバのチェック時やパソコンの時刻調整時には
ログファイルに記録しますので、時刻のずれや調整した
履歴を確認できます。
-
SNTPを使用すると、通信に要した時間も算出し、
0.1秒以上の精度で調整できます。
-
timeプロトコルや、daytimeプロトコルも利用できるので、
社内LANのファイルサーバなどに時刻を合わせることもできます。
-
オプション設定により、プログラム起動後に、
自動的にサーバに接続し時計調整後、プログラム終了します。
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ダイアルアップ接続の場合は、未接続状態ではサーバへのアクセスをしません。
-
レジストリは使用していません。
-
ボイス機能により、音声を出力します。
(※『IBM ProTALKER97』をインストール済みの場合)
■OS
Windows95/98, WindowsNT4.0
※1.TCP/IPプロトコルを利用可能な状態であること。
※2.ボイス機能を使用するには、『IBM ProTALKER97』と
『IBM ProTALKER97』が動作する環境も必要。
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■インストール
PitaV???.lzhを解凍して得られる以下のファイルを任意のフォルダにコピーします。
( ※: "???" はバージョンによって異なります。 )
Pitari@v.exe |
…… |
Pitari@voice本体プログラム |
PitaEnv.exe |
…… |
付属プログラム |
Pitari@v.ini |
…… |
設定ファイル |
pitari@v.html |
…… |
ご覧のファイル |
pita1.png |
…… |
html用画像 |
pita2.png |
…… |
html用画像 |
pita3.png |
…… |
html用画像 |
PT97inst.html |
…… |
『IBM ProtTALKER97』導入の手引き |
■アンインストール
Pitari@voice関連ファイル(上記ファイル群)をコピーしたフォルダ
全体を削除してください。
※レジストリは使用していません。
■使用法
インターネットに接続後に Pitari@v.exe を起動して下さい。
-
[調整]ボタン
を押すと、パソコンの時刻をサーバ時刻に会わせます。
-
サーバ名などの設定や選択は
[設定]ボタン
にて行います。
※
初めて試すサーバの場合は、必ず[チェック]ボタンで時刻取得を
確認してから[調整]ボタンにて調整を行って下さい。
■Pitari@v.exe画面の説明
[調整]ボタン
選択されたサーバにアクセスして時刻を取得し、
パソコンの時刻を調整します。
※サーバの状態やユーザ権限等(WindowsNTの場合)により、
調整できないことがあります。
[チェック]ボタン
選択されたサーバにアクセスして時刻を取得します。
※このボタンではパソコンの時刻セットは行いません。
[設定]ボタン
サーバ名や、プロトコルなどを設定するダイアログを開きます。
※メイン画面ではステータス行(最下行)の表示で、設定されたオプション
の状態が確認できます。
■ログファイルについて
設定画面に於いて、
[ログファイル]チェックボックス
がオンの時はログファイルを記録します。
ファイル名は"Pitari@v.LOG"です
Pitari@v.exeの存在するディレクトリに作成します。
以下の項目をカンマ区切りで記録します。
・パソコンの現在時刻 ( [Adjust]ボタンで調整時は調整前の時刻 )
・サーバ名
・プロトコル種類 [ SNTP, または、time か daytime ]
・動作種類 [ Check もしくは adjust ]
・終了ステータス [ OK もしくは ERROR ]
・サーバから取得した時刻
■注意
-
SNTPを使用する場合、次の状況では時刻調整を行いません。
(エラーと見なします。)
- サーバがその上位サーバと時刻を合わせたのが1日以上前。
- サーバ内の処理に10秒以上かかっている。
- 通信時間に10秒以上かかっている。
-
timeとdaytimeプロトコルではプロトコル仕様上、通信経路や
パソコンの処理速度によって多少の誤差が生じます。
-
daytimeの書式は以下の形式を想定しています。
Sat May 08 14:10:21 1999
それ以外の場合の動作保証はありません。
また、上記の書式の場合でも、GMT(世界標準時)を返す
サーバもあるようです。
そのサーバで調整を行うと9時間遅れてしまいます。
注意して下さい。
-
WindowsNTでは、時刻を設定する権限をもつユーザで起動する
必要があります。
-
ログファイルは任意の間隔で適当に削除してください。
-
プロキシの対応はしていません。
-
音声について
他のソフトウェアの起動状態やCPUその他ハードウェアの能力
により、音声がとぶ(間引かれる)ことや、音声を最後まで発生
することが出来ない場合があります。
■その他
感想、障害報告、要望などは
こちらまでお願いします。
■著作権
このプログラムは現時点ではフリーソフトですが、
作者はこのプログラムの著作権を放棄していません。
改竄は認めません。
Copyright© 2001 cozy
■免責
このプログラムを使用することによって生じたいかなる損害にも
作者は責務を負わないものとさせていただきます。
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■商標について
IBM、ProTALKER、ホームページ・リーダーは、IBM Corporationの商標です。
Microsoft、Windows、WindowsNTは、Microsoft Corporationの商標です。
■《付録》
-
SNTPサーバ例
clock.nc.fukuoka-u.ac.jp
clock.tl.fukuoka-u.ac.jp
-
timeプロトコルサーバ例
www.ascii.co.jp
-
daytimeプロトコルサーバ例
www.ascii.co.jp
-
Daytimeプロトコルで、Pitari@voiceがサポートしない書式を返すサーバの例>>
( 書式例 : Saturday, May 8, 1999 00:11:22-JST )
ntp.join.ad.jp
cerfnet.com
time-nw.nist.gov
■History
Ver.1.00α 2001.01.19 release
■画面イメージ
Pitari@voice (Pitari@v.exe) の画面
Pitari@voice 設定画面
Pitari@voice 設定画面(詳細表示)
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